【新唐人2010年9月8日付ニュース】中国系のマレーシア人、陳さんは、第4回全世界華人声楽コンテストで優勝に輝きました。数々の苦労を重ねてきた道のりについて、陳さんにうかがいます。
2007年、第1回新唐人テレビ全世界華人声楽コンテストの優秀賞を獲得したあと、アメリカで2年間、特訓を重ねてきました。躍進の陰には何があったのでしょうか。
10歳で歌を習い始め、18歳で全国優勝。大学在学中にも2度、全国チャンピオンになりました。
声楽コンテスト優勝者 陳欣沁
「毎年マレーシアでは全国歌唱大会が行われます。ここで私は優勝しました」
マラヤ大学を卒業したあと、シンガポールに留学。指導者の勧めで「コロラチュラ」というオペラ独特の歌い方に転向しました。しかし、これは遠回りをしたと振り返ります。
声楽コンテスト優勝者 陳欣沁
「渡米したあとボストン音楽院の先生から私には合わないと言われました。だから先生の勧めで変更したんです」
2008年、「叙情ソプラノ」という自分にふさわしい方向性が見つかりました。
声楽コンテスト優勝者 陳欣沁
「『方向を変えても基礎はある』と励まされました。大きい曲を歌わなければ、大丈夫だと言われました」
方向性を変えてから2年間特訓を重ね、今回のコンテストの準備も万全でした。コンテストでは、オペラ「ユリウス・カエサル」の曲などを歌いました。
声楽コンテスト優勝者 陳欣沁
「自分が学んだものを舞台に現せれば、満足です。成功といえるでしょう」
今回の優勝、それは勝利へのこだわりを捨てたからこそ、得られたのかもしれません。
新唐人記者がお送りしました。
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